理事長就任のあいさつ

岡山県健康の森学園は、「大地育人」の理念のもとに、障害のある方々の福祉の増進を図ることを目的として、平成3年4月に開園いたしました。豊かな自然を活かして、支援施設と支援学校とが一体的運営を図りながら、障害のある方の自立と社会参加を目指した取組を進めてきました。
当法人は、社会福祉制度の改定に伴って新たな事業に取り組むなど、提供する福祉サービスの拡充を図ってきました。昨年度開設した障害児通所支援事業の「もりっこ」を含め、現在6事業所を運営しており、それらの福祉サービスの質の向上と地域福祉の充実に努めています。
また、当法人は開園以来、農林業にかかわる活動を利用者の就労移行に向けた指導・訓練や地域就労の作業種目に取り入れてきました。地域の皆様からのご指導・ご支援により、生産物に対しても皆様から一定の評価をいただくとともに、アンテナショップ「森のおみせ」にも多くの方にご来店いただいています。地域との連携を深める中で、地元特産の「哲西栗」や「リンドウ」の栽培など、地域に貢献できる活動も増やしてきています。今後さらに関係機関や団体等をはじめ、地域の皆様方と連携を深めながら地域貢献にも努め、共生社会の実現に向けた取組を進めていきたいと考えています。
このたび、岡田前理事長の後を受けて理事長に就任いたしました。引き続き、ご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

平成30年6月1日

 

社会福祉法人 健康の森学園
理事長  黒 山 靖 弘