ウグイスの鳴き声やつくしの姿が見られるようになり、健康の森学園でも春を感じることができるようになりました。さて、昨年度は、「発信!けんもり魂(スピリッツ)」をスロ-ガンに掲げる中で、学園行事では地域団体や地元の学校・事業所の方に来ていただいたり、また、地域の行事にこちらから出向いたりしました。特に学習発表会では、利用者が作業活動の様子を寸劇で紹介するとともに、舞台サイドに設置したスクリ-ンでは、作業風景とともに行事や生活の様子を映像として来園者に見ていただき、後日の保護者感想では、「施設の様子がよくわかりたいへん感動しました」というありがたい感想を多数いただくことができました。また学園で作った農畜産物や加工品を新見市内のアンテナショップ「森のおみせ」で販売して、地域住民の方に学園の様子や利用者の様子について知ってもらうこともできました。さらには、サテライト支援としてグル-プホ-ム生活からアパ-ト生活への生活場所の移動を行い、障害があっても普通の暮らしができるように支援を行いました。ある雑誌に、「人間の目は前に向かってついている。前向きに生きることが人間であることを表しているかのようである。感動は人を変える。笑いは人を潤す。夢は人を豊かにする。そして、感動し、笑い、夢を抱くことができるのは人間だけである。」と書かれた文章がありました。利用者とその家族の方の笑顔と満足とともに、共生社会の実現に向けて今年度も取り組みたいと思います。