先週末からの集中豪雨にともない岡山県では初となる大雨特別警報が発令され、新見市内でも全域に避難指示がだされたことを受け、市内10か所のグループホームを緊急点検しました。職員や世話人の引率で、内4か所のグループホーム16名は岡山県健康の森学園の宿泊交流棟へ、3か所の11名は地域の避難所へ移動し、他はグループホーム内で安全に避難準備をして待機しました。
利用者の皆さんは落ち着いて行動し、それぞれ避難場所で一夜を過ごしました。体調不良や怪我をした方もなく、全員の無事を確認し7日の午後にグループホームへ帰り、週明けの本日より通常通り日中活動に取り組んでいます。
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田植え祭を開催しました。
5月25日(金)に平成30年度岡山県健康の森学園「田植え祭」を開催しました。県下の知的障害児者、近隣地域の方及び健康の森学園の支援団体等をお招きして、田植え作業を通して交流を図ることができました。当日は晴天で暑いぐらいの日となりましたが、来園者の皆さんと学園生(約350名)で「あきたこまち」の苗を約1時間植えました。途中で水田に足をとられて、倒れそうになる園生や田靴が脱げてしまいたいへんなことになる園生もいました。田植え終了後は、参加者全員でお弁当と豚汁をいただきました。今後、きちんと管理をおこない、秋の収穫には美味しいお米ができると思います。
理事長就任のあいさつ
岡山県健康の森学園は、「大地育人」の理念のもとに、障害のある方々の福祉の増進を図ることを目的として、平成3年4月に開園いたしました。豊かな自然を活かして、支援施設と支援学校とが一体的運営を図りながら、障害のある方の自立と社会参加を目指した取組を進めてきました。
当法人は、社会福祉制度の改定に伴って新たな事業に取り組むなど、提供する福祉サービスの拡充を図ってきました。昨年度開設した障害児通所支援事業の「もりっこ」を含め、現在6事業所を運営しており、それらの福祉サービスの質の向上と地域福祉の充実に努めています。
また、当法人は開園以来、農林業にかかわる活動を利用者の就労移行に向けた指導・訓練や地域就労の作業種目に取り入れてきました。地域の皆様からのご指導・ご支援により、生産物に対しても皆様から一定の評価をいただくとともに、アンテナショップ「森のおみせ」にも多くの方にご来店いただいています。地域との連携を深める中で、地元特産の「哲西栗」や「リンドウ」の栽培など、地域に貢献できる活動も増やしてきています。今後さらに関係機関や団体等をはじめ、地域の皆様方と連携を深めながら地域貢献にも努め、共生社会の実現に向けた取組を進めていきたいと考えています。
このたび、岡田前理事長の後を受けて理事長に就任いたしました。引き続き、ご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
平成30年6月1日
社会福祉法人 健康の森学園
理事長 黒 山 靖 弘
サークル紹介
施設では隔週の土曜日の午前中にサークル活動を行っています。「スポーツ」「音楽・演劇」「手芸・芸術」があり、利用者の皆さんが希望するサークルに入り、それぞれ活動をしています。{スポーツサークル」では、運動場や体育館を利用して色々なスポーツを楽しんでいます。この日は体育館で手つなぎ鬼ごっこをして走り回っていました。「音楽・演劇サークル」では主に大好きなカラオケを歌っています。皆さん順番に歌い高得点が続出していました。「手芸・芸術サークル」では絵を描いたり、パズルやビーズをしたりしています。この日は講師の方に来ていただき、見本の生花を見ながら、大きなキャンバスに描いていました。日頃の作業時間とは違う利用者の皆さんの楽しいそうな笑顔を見ることができます。
スポーツ大会に参加してきました。
5月13日(日)第18回岡山県障害者スポーツ大会陸上競技が岡山県陸上競技場で開催され利用者の皆さん26名が参加しました。あいにくの雨模様で競技がスタートしましたが、利用者の皆さんは練習の成果を出すべく一生懸命「走って、飛んで、投げて」いました。メダルを手にした方も惜しくもメダルに届かなかった方も雨の中頑張ることができました。
救急法の研修を行いました。
4月26日に救急法の講習会を行いました。この講習会は毎年、新見消防署員の方に講師で来ていただき行っています。いざという時に備えて参加した職員は真剣に取り組みました。
新入所生歓迎会を行いました。
4月20日(金)雲一つない晴天のもと、平成30年度入所された新しい仲間8名を歓迎する会が行われました。友達の会を代表して本田順巳さんが「楽しく過ごしましょう!」とあいさつをした後、長縄飛び・風船バレー・ショートリレーなどをして、新入所生との交流を深めることができました。また、美味しいお弁当を食べ、楽しい時間を過ごすことができました。
新年度あいさつ
今年度の冬は厳しい寒さが続きましたが、園路沿いには桜・梅・つつじ等の花が咲いて、学園にも春が来たことを教えてくれています。その中で利用者の皆さんは、日増しに強まる日差しを体に受けて、木々の彩り以外にも野鳥のさえづりや吹き渡る風など、森の自然を「こころ一杯・からだ一杯」で感じながら作業活動を行っています。
さて、健康の森学園が参考とした北海道家庭学校では、「厳しい自然環境や不自由な生活環境の中で人が成長する」という理念により、厳寒期にはマイナス30度にもなる中で、農業を中心とした活動を現在も進められています。
一方、健康の森学園では大地育人の理念のもとで、開設以来27年が過ぎて28年目を迎えており、今年度は7名の新入所生を迎えて51名でスタートしています。家庭を離れて初めての集団生活をする新入所生の皆さんにとっては、本人も家族も大変不安な状況の中での生活になっていると思います。施設としては安全面に加えて健康面と精神面での見守りと支援を行う中で、早くここでの生活に慣れるとともに、将来の自分について、どこでどのような生活をしたいか、そのためには今の自分は何ができるようにならなければいけないのかを考えるようになってほしいと思います。
年度初めのこの時期には「計画なきところに実践なし、実践なきところに成果なし」という言葉を良く耳にします。本人・保護者・職員での3者懇談で作成する個別支援計画に基づいて、昨年度以上に生活面や作業面の中で本人のできることが増えて、保護者の方にさらに喜んでいただける今年度にしたいものだとおもいます。
社会福祉法人 健康の森学園
施設長 真鍋 衛
職員研修を行いました。
1月25日(木)「障害者差別解消法の概要」「あいサポート運動」の研修を行いました。当日は講師として岡山県保健福祉部障害福祉課の中村勝利総括参事をお招きして、説明をしていただきました。差別を解消するための措置から具体的な対応など、職員への質問を交えながら約1時間という短い時間でしたが、あらためて勉強させていただきました。また、「あいサポート運動」の説明では動画を見て、あいサポーターとしての対応の仕方を学びました。
成人式をおこないました。
1月6日(土)成人式が行われ、新成人4名が来賓、利用者・職員などにお祝いされました。新成人を代表して佐久間桃花さんが「夢や希望に向かって出来る事をふやしていきたい。社会のために役に立てるように努力していきます」と誓いの言葉をのべました。そして、植木保護者会長から記念品が贈られ、大人の仲間入りに決意を新たにしました。